- じかん
- I
じかん【事観】〔仏〕 仏や浄土の具体的な姿を対象とする観法。⇔ 理観IIじかん【字貫】中国の字書。 六〇巻。 清の王錫侯撰。 「康煕字典」の誤りを正すために編まれたもの。 清朝の忌諱(キキ)に触れて版は焼かれ発売は禁止されたが, 日本には伝来。IIIじかん【字間】文字と文字との間。 また, その間隔。IVじかん【寺官】寺院の寺務をつかさどる職。Vじかん【寺観】〔「観」は道士の道場〕寺と道観。 寺院。VIじかん【時艱】その時代の直面している艱難。 当面する難題。VIIじかん【時間】(1)時の長さ。 時の流れのある一点からある一点まで。
「復旧までには, まだかなりの~を要する」「食事をとる~もない」「勝敗が決するのは~の問題だ」
(2)時の流れのある一点。 時刻。「集合~」「もう終わる~だ」
(3)時間の単位。 三六〇〇秒。 助数詞的にも用いる。「飛行機だと二~で行ける」
(4)学校などで, 授業の単位として設けた, 一定の長さの時。 時限。 助数詞的にも用いる。「国語の~」「三~目」
(5)〔哲〕 空間とともに世界を成立させる基本形式。 普通, 出来事や意識の継起する流れとして認識され, 過去・現在・未来の不可逆な方向をもつ。 理念・精神・神など超時間的な永遠の存在を認める立場では, 生成変化する現象界(事物)の性質とみなされる。 また, 先天的な直観形式だとする考え(カント), 物質の根本的な存在形式としての客観的実在だとする考え(唯物論)などがある。(6)〔物〕 自然現象の経過を記述するための変数。 古典力学で用いられる時間(絶対時間)は, 二つの事象の間の時間経過の長さが, 座標系(観測者)に依らず一定である。 相対性理論では, 時間は空間とともに四次元時空を形成し, 観測者に対して運動する座標系での時間は, ゆっくり経過すると観測される。 また一般相対性理論によれば, 時間経過の長さは, 重力の大きさによっても影響される。~の問題結果はほぼ分かっていて, あとはただその時を待っているだけである状態。「妥結は~だ」
~を割(サ)・く余裕のない時間をやりくりして他の事柄に使う。VIIIじかん【次官】(1)各省庁の長たる国務大臣を補佐する職。 事務次官と政務次官とがある。→ 事務次官→ 政務次官(2)官職で, 長官の次に位置する官。IXじかん【耳環】⇒ みみわ(耳環)Xじかん【耳管】中耳の鼓室から咽頭壁に通じる扁平な管。 平常は閉鎖しているが, 嚥下(エンゲ)・あくびの時に開き, 中耳内の気圧を調節する。 エウスタキオ管。 欧氏管。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.